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相続した築古長屋物件、面倒臭いと言って安売りはチョット待った!
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皆様、こんにちは。いかがおすごしでしょうか。今年もアッつい日々がやってきましたね~。ちょっとスタートが早すぎると思うけど地球温暖化の影響を肌身にビシビシと身近に迫ってきてるのを感じる今日この頃です。ムシムシジメジメとしたこの時期は様々な虫たちも活発になってくるから、もちろん害虫さんたちもお元気に活動をされてます。なのでこの時期に物件(特に築古、連棟長屋等)を身に行くときは汗っかきで何故か子供のころから人よりたくさん「蚊」に好かれる私は、虫よけのアームバンドを両手両足に装着してなおかつスプレーを噴霧(本当に噴霧という言葉がピッタリのように全身に振りかけます)して現場に向かいます。路地のような細い道の奥にあるようなお家は特に玄関を開けるときなどに耳元に「ブ~~ン」とやってきます。一度7月頃やったか 京都の左京区の一条寺から少し山側に行ったところ「雲母坂」のお宅を見に行った時は虫よけセットを忘れていってホンマにすっごいことになりました。耳とか頭からかゆいのなんのって。
あ、「蚊」の話ばかりに行ってしまいましたが、本日の本題です。「せっかく相続した実家」の中を見てクラ~っときて「なんぼでもエエから売って~。こんなに家の中いっぱいの家具やら服やらなんやらかんやらをよう片付けられへんわ。」とやる気をなくして投げ売りせんといてください。
先日、知人の紹介で大阪市内にお住いでご実家を相続された方が売却のご相談に来られた時におっしゃられてたのがまさに「相続したものの、室内の家具とかの処分を考えるのも面倒やし、そもそも雨漏りもちょっとあるし、お隣からは雑草がすごいから何とかしてといわれるし、いろいろ考えるの面倒やからもういくらでもエエから売ってください。」というご相談でした。
この様なチョット面倒なお家、これこそ私のお得意な分野でございまして、早速売主さんと現場へ行く日を7月2日のお昼ときめまして、当日となりました。7月月初なのにまるで7月末からお盆のころのようなモワ~っとした日でしたのでもちろん虫よけセットを忘れず完璧装着でいざ現地へ。(ところで、この暑さでセミってどうなってるのでしょうかね。暑すぎて羽化が上手いこといってないのかしらん)
場所は松原市の近鉄「河内天美駅」徒歩5分、閑静な住宅地のなかの連棟長屋の端やです。
玄関扉をガラガラっと開けたいところでしたが、ガ、ガガ、ガラって感じでようやっと開けたところ、残置物が「いっぱい」です。そうやねえ、確かにどこから手をつけてええか溜息もでますね。そこで私聞きました「だいたいご希望はおいくらで売りたいんですか?」、「ホンマなんぼでもええねんけど、家具の処分代とか手数料とかもあるやろうから100万円ほど、、、、」とかなり消極的なご希望をおっしゃいますが、
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いや!ちょっと待って! 確かに残置物も思った以上に有るようですし、2階に雨漏り跡があり、屋根瓦も欠けたりずれたりがあったり、
玄関周りや裏の雑草やがボウボウやし、雨どいも割れてるし建具類も多少ガタガタしてるけどお客さん、早まってはいけませんよ。クラ~っときて安売りはあきません。 ちょっとおまかせしてくれる?って聞いたところ「町屋さんに任せるわ」って言ってくれたので現場写真をバシャバシャとってお部屋の寸法を測って事務所へと戻り急ぎ資料を作成し、今の状態では一般の方に売りにくいですがこのような連棟戸建を何件かお持ちのお大家さんたちを知っているのでその方たちに物件資料を回覧してもらいました。
やはり数日たつと回覧をまわした一人の大家さんからご快諾をいただきご提示いただいた金額は売主さんのご希望金額をはるかに超えるものとなり、売主さん、購入者の方双方ご満悦でめでたしめでたしとなりました。
このように皆様もどんな築古、雨漏り、ガタガタきてるお家でクラ~っと来てもあきらめないで。その物件の特徴を最大限に引き出して好条件で売却できるように作戦するのが「町屋くらぶ」です。