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昭和レトロ~なアパート、売れました!借地上建物やけど。
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皆様、こんにちは。たくさんのお問合せありがとうございます。この「借地権付アパート」へのお問合せいただき、内覧までいただきました皆様、ご検討中の皆様、売れちゃいました。中には遠くは関東方面からお越しいただいた方もおられました。ありがとうございます。
今回の物件は大阪メトロ千日前線「小路駅」徒歩6分駅近立地です。が、借地権付きと言うことでかなり敬遠されるかと思います。実際それは販売価格へ影響して今回の売り出しも「ありえへ~ん」価格で宣伝広告したところ、反響はすごかったですが借地権の条件を詳しく説明したらやはり「ちょっと考えるわ~」と言われてそのままフェイドアウトされていく方も結構いてはったんです。
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借地条件をきかれたあとでも価格と立地で内覧まで進まれた方のほとんどの方がやはり内覧をしてみると内部のいたみ具合や共同トイレなどがひっかって、購入を断念されたというのがほとんどでした。確かにこのような本当に昔々のアパート(共同トイレ洗面、風呂無し)をパっと見てこの物件をどのようによみがえらせて、どんな内容のリノベーションが必要かを想像できてそこにご自身が持たれてるリソースをぶっこんで行ける勇気をお持ちの方はなかなかいてへんのかなあと思っていたところ、
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じゃじゃ~ん!いてました。お1人、問合せされた方を内覧案内した時に伺うと「シェアハウス」を運営する目的で物件を見に来たということでした。各部屋を案内、廊下、屋上。もとアパートなのでもちろん各室個室であるし、シェアなので共同洗面トイレも問題ない(!!)と言うことで、ワタクシは心の中で(オー!ブラボー!パンパカパーン)。だけどリノベ工事費用がかなり掛かるのではと言われたので、ワタクシ少しアドバイスをしました。「せっかく昭和な雰囲気が残ってるものを利用しては? 例えば、各部屋の扉のすりガラスなんて今頃見ない柄やし、このまま残して塗装で変えるとか、壁の土壁もエエ雰囲気出してるからこれをすべて今風にクロス張ったりせえへんと残すとかさあ、、、」 などといっておったら御客さんも「そうやね」と話が弾んでかなりイメージがわいてきたみたいで、再度工務店を連れて見に来ると、再度の案内のお約束。
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2,3日後に工務店さんと再訪して現場の寸法測ったり現状の使えるもん、使われへん物をじっくり調べて帰られて、後日工事費をも予算に合致したようでご購入の申し込みをいただきました。
まあ、購入申し込みがあったことをお伝えした時の売主さんが本当にホっとしたお顔がなにより励みになりました。このアパートは空家になってかなりの年数がたっており、最近は身内の方が倉庫代わりにたまに使ってたような状態で毎月地代の支払いがかさみ大変やったと言うてはったしね。
また、購入者さんも大阪市内で駅近くでこの価格、毎月の地代を入れても採算ベースだとお喜び。
地主さんもこのまま建物ほったらかしといたら色々問題も起こるやろうし心配してたとの事で、賃借人交代の承諾のお話をもっていったらやはりよかったよかったとホッとされてました。
三方良しです。うれしいです。
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不動産てそれぞれがいろんな状況、状態で同じものはないけれど、ピッシリとサラブレッドの様な物件もあれば、「どないしたん!!」というようなトホホな物件もありますね。物件の相談を受けて、売却に至るまでいろいろ紆余曲折あるけど、ワタクシはこの過程が楽しい。物件ラヴです。
どうぞ、皆様不動産の「困ったなあ}「不動産売却ってなにからしたらええの?}などなどお気軽にご連絡ください。電話でもラインでもどうぞ、お待ちしております。